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HIV検査をして早期発見をするメリット

心配する女性

HIV(Human Immunodeficiency Virus)はヒト免疫不全ウイルスのことで、AIDSの原因とされているウィルスです。
潜伏期間は数年から10年と非常に長く、潜伏期間中の自覚症状はほぼありません。
そのため、HIVの感染に気づくことは難しいのですが、何か感染の疑われる行動があった場合、HIVの検査は早期に行うことが大事になってきます。
その理由は極めて簡単で、きちんとHIV検査を行って早期に発見すればするほどその後の生存率が高いのです。

近年ではHIVウィルスに対する治療薬や、カクテル療法(Anti-Retroviral Therapy)などの治療法が開発されたことでAIDSによる死亡率は低下してきています。
しかし、発症する前と発症した後では治療薬の効果に大きな違いがあり、発症後の効果は発症前と比較して明らかに劣ります。
厚生労働省が発行した抗HIV治療ガイドラインには、HIV感染者の治療予後を左右する要因についても記されています。
治療を始めた時点のCD4(ヘルパーT細胞、単球、マクロファージ、樹状細胞などの免疫系細胞が細胞表面に発現している糖タンパクで細胞表面抗原)の数が重要だとされています。

CD4はヒトの免疫系において必要不可欠体な白血球であり、その数値が低下するということは体が持っている抵抗力が衰えているということを意味します。
一般的に、健康な状態であればCD4の数値は700~1300とされていますが、この数値はHIVの潜伏期間に徐々に低下していきます。
抗HIV治療ガイドラインによれば、このCD4の数値が350以上である場合と350未満である場合を比較した場合に、生存率に優位な差が確認できたということです。
そのため、HIV検査を適切に行って早期にHIV感染を発見し、免疫能力が高いうちに治療を開始することが非常に重要となります。

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